Topicsトピックス
2019.06.21
赤色発光する新しい窒化物半導体をコンピュータシミュレーションにより予測し、実験により実証 (Nature Communications 2016、日経産業新聞、化学工業日報、日刊工業新聞、産経新聞、毎日新聞 他)
量子力学の基本原理に基づいた第一原理計算を駆使して、スーパーコンピュータ中で新物質の探索を行った結果、下図に示すような新しい窒化物半導体の存在を予測しました。その中でも、希少元素を含まず、赤色発光することが予測されたCaZn2N2について、結晶構造と赤色発光を共同研究者が実験により実証しました。
東工大の平松准教授、細野教授、京大(当時)の日沼研究員、京大の田中教授らとの共同研究の成果で、2016年6月にNature Communications誌に掲載されました。また、日経産業新聞、化学工業日報、日刊工業新聞、産経新聞、共同通信、京都新聞、南日本新聞、科学新聞、日刊産業新聞、毎日新聞、マイナビニュースなど、様々なメディアで取り上げられました。
関連リンク
- 論文: Y. Hinuma, T. Hatakeyama, Y. Kumagai, L. A. Burton, H. Sato, Y. Muraba, S. Iimura, H. Hiramatsu, I. Tanaka, H. Hosono, and F. Oba,
"Discovery of earth-abundant nitride semiconductors by computational screening and high-pressure synthesis",
Nature Communications 7, 11962 (2016). - プレスリリース: 希少元素を使わずに赤く光る新窒化物半導体を発見 ― マテリアルズ・インフォマティクスと実験の連携による成果